シネマ・ジャンプストリート

劇場公開映画を中心にレビュー 映画の良さと個人的感想を。

映画メディア『MIHOシネマ』のススメ

今日は、知り合いの映画メディアを紹介します!

その名も...
『MIHOシネマ』

映画好きの方々にとっての困った時の情報源として、強くオススメします!!


何が他の映画サイトやブログと違うのか...

大きく3点紹介させて頂きます。

①映画を観る前、観た後の両方楽しめる!

よくある映画紹介サイトは、どこも似たような情報ばかりで物足りない...

かと言って、映画好きが運営するブログでは、お目当ての作品が無かったり、ネタバレが怖かったり...

そんな人には是非『MIHOシネマ』を!

・鑑賞前に押さえておきたい情報をまとめているネタバレなしのペース
・鑑賞後に振り返る為に必要な情報をまとめているネタバレありのページ

それぞれが別々に存在するだけでなく、作品掲載数もそこに載る情報量も圧倒的に充実しています!

観る前の、あの映画ってどんな映画なの?
観た後の、あの映画ってどんなプロットだったっけ...?

この両方をカバーできる映画メディアは他にないのではと思います。


②あらすじ紹介がとにかく緻密!

私個人として最も驚かされたのは、この部分です。

ネタバレありのページの中で、起・承・転・結としてあらすじが記載されており、その内容の的確さと緻密さは、間違いなく皆さんにとっても有益な情報になると思います。

私自身見終えた後暫くすると、よく「あーあの映画のストーリーってどんなだったっけ...」ってなるのですが、そんな時にMIHOシネマさんに助けてもらってます。


③更新頻度がとてつもない

これも驚きました!

1日3件以上は平均して映画に関するページを更新してくれています。

これは何を意味するのか...

毎日MIHOシネマを見るだけで、映画に関する深い記事を読めて、楽しめちゃうんです!

映画を見終えた後の「暮らしに彩りを」与えてくれるでしょう。

↓↓↓MIHOシネマ↓↓↓
https://mihocinema.com/

↓↓↓MIHOシネマ編集長↓↓↓
https://twitter.com/mihocinema





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  1. 2018/12/23(日) 17:12:06|
  2. お知らせ
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65『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ダンブルドア降臨!

ファンタビ シリーズ第二弾!

本題の物語がついに本格化...

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』



~あらすじ~
ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、学者として魔法動物を守るため、不思議な空間が広がるトランクを手に世界中を旅している。ある日、捕まっていた“黒い魔法使い”グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が逃亡する。ニュートは、人間界を転覆させようと画策するグリンデルバルドを追い、魔法動物たちと一緒にパリの魔法界へ向かう。
(シネマトゥデイ引用)








⭐️⭐️⭐️⭐️⭐︎⭐︎⭐️⭐️★(65/100)

以下 レビュー(核心のネタバレなし)

○まずは作品について

空前のヒットを記録した、J.K.ローリングによる児童ファンタジー小説であり、その映画化作品群のハリーポッターシリーズ。

著者のJ.K.ローリングが自ら脚本を執筆し、その世界観の前日譚として2年前に公開されたのが、デヴィッド・イエーツ監督による『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。

ハリーポッターシリーズの後半で色濃くなったシリアス一辺倒のシリーズ像を、「魔法動物」を前面に押し出し、ニュート・スキャマンダーという社会性は低いが身の丈の優しさを持つ動物学者を主人公にすることで、一気に夢のあるファンタジーの世界観に回帰。
脚本上の難点はあれど、一作目はフレッシュなビジュアルと、キャラクターや世界観の楽しさに満ちた作品になっていました。

続編となる今作も、『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』以降の全作品同様に、デヴィッド・イエーツ監督がメガホンを取ります。
また、キャストもニュードを演じるオスカー俳優のエディ・レッドメインをはじめ、キャサリン・ウォーターストンやアリソン・スドル、ダン・フォグラー、エズラ・ミラーが出演。
更に、本格的に行動を始めるグリンデルバルドをジョニーデップが、あのダンブルドアの若かりし頃をジュード・ロウが演じます!!




○ここから感想(ネタバレなし)

驚愕の全5部作構想の2作目。

「ハリポタ」シリーズの前日譚的なシリーズという事で、作品を重ねるごとに「ハリポタ」一作目の賢者の石の時系列に近づいていく中で、前作ではチラ見せであった、前日譚ならではの旨味、ハリポタに繋がる文脈が多く楽しませてくれます。

特に本作で注目すべきは、やはりあのダンブルドアが登場するという点です。

これまでハリポタシリーズの中で、若かりしダンブルドアの過ちが幾度か語られてきました。
中でも特に重要なのが、グリンデルワルドとの交友関係とそれによる妹の喪失です。

本作はその「過ち」とハリポタ一作目の間に位置する時間軸という事で、その「過ち」が直接の物語になるのではなく、最重要な背景としてのみ利用されます。

若かりしダンブルドアとグリンデルワルド。
決して同一カットで交わらないカットを超えた繋がりから、彼ら二人の一挙手一投足に対してワクワクさせ、物語に深みを与えてくれるんです。



また、前作では暗躍であったグリンデルバルドの活動の本格化に伴い、本作は一気にトーンが深刻化しています。
不死鳥の騎士団以降に感じていた、デヴィッド・イェーツ監督の色がより濃くなっているな~と感じます。


そんな中でもファンタビ的魅力、つまりは魔法動物によるフレッシュな映像はしっかり描かれています。

前作同様にニフラーは可愛いし、初登場となる巨大化け猫!?ズーウーのアクションはめちゃくちゃ上がりました。


また、ファンタビシリーズとして今作を経て非常に印象的になってきたのが、超保守的で排他的な魔法省vs締め出された側のナチズム グリンデルバルトの構図です。

そんな中でのニュートの立ち位置だけが独特で、彼は悪い意味では空気を読まない、良い意味で偏見を持ちません。

善悪なき戦いの中にニュート(ニュートラルな存在)がいる事で、戦いの構図が面白いのは勿論、「偏見に満ちた善悪が曖昧な中で如何に正義を見つけるか」という、途轍もなく現代的なテーマに落とし込まれています。




一方で、本作を一本の映画と見たときに、私個人としては非常に消化不良に感じてしまいました。

今作は登場人物を複雑にし、相関図を広げた上で整理するって所にストーリーが終始しています。

キャラクターを増やし相関図の掘り下げに焦点を当てる事は、よく言えば世界観を広げていきます。
しかし悪くて言えば一人一人キャラクターの魅力や肝心な物語をボヤけさせる結果になっています。

一作目で際立っていたニュートの唯一無二な魅力、リタ・ストレンジの葛藤と強さなど、キャラクターの魅力も埋もれています。
クイニーの取った行動も、背景の描かれ方が余りに薄く、全くもって行動原理に理解が出来ません。

また、単体では魅力的なファンタビ的見せ場もクライマックス戦も、ストーリーに直接関係ない見せ場の為の見せ場にしか機能していないのは残念です。

編集の雑さも見逃せず、あまりに不自然なシーンの遷移が2度ほどありました。
そこ飛ばして話を進められるなら、もはや何でもありじゃね??


ちょっと言いすぎたかな...

次作観て、今作の価値を納得して土下座している事を期待してます!!






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  1. 2018/12/05(水) 23:41:37|
  2. 2018年公開映画
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85『ボヘミアン・ラプソディ』積極的脚色でパワーを最大化

QUEENのボーカル フレディ・マーキュリーの伝記映画?

最高の劇映画で、音楽映画!!

『ボヘミアン・ラプソディ』



~あらすじ~
1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ。
(シネマトゥデイ引用)





⭐️⭐️⭐️⭐️⭐︎⭐︎⭐️⭐️★(85/100)

以下 レビュー(核心のネタバレなし)

○まずは作品について

70~80年代にかけて、全世界で一時代を築いたQueenのメインボーカル フレディ・マーキュリーの伝記映画。

「伝説のチャンピオン」や「We Will Rock You」など、誰もが耳にした事があるイギリスを代表するアーティストであるQueen。
私は世代ではないのですが、そんな私でもいつのまにか脳内に刻み込まれている...世代を超えて伝わっていく数々の名曲を残しています。

本作は、Queenのまぎれもない中心であったフレディ・マーキュリーの物語。

あらゆるジャンルからインスピレーションを得て、ジャンル分けが困難な音楽を産み出す天才的な音楽センスを持つと同時に、脳天に突き刺さる神の声を持ち、それでいて稀代のパフォーマーでもある...
同性愛者である事でも知られる彼は、当時拡大の一途をたどっていたHIVで45歳の若さで命を落とす訳ですが、本作はそんな彼が決して恵まれない環境から成り上がり、自らのアイデンティティと向き合い、85年のチャリティライブ ライブエイドで伝説を残すまでを描きます。

そんな映画の監督を務めるのは、『X-MEN』シリーズや、『ユージャル・サスペクツ』のブライアン・シンガー。
と、思いきや...
実は撮影の大半が終わったタイミングで揉めて降板しており、それ以降は『イーグル・ジャンプ』のデクスター・フレッチャーに交代。
そんのゴタゴタに、作品が散らかってないだろうか...と一抹の不安。

注目のフレディ・マーキュリーを演じるのが『ショート・ターム』などに出演するラミ・マレック。
映画での主演歴はなく、大抜擢ですね。
またQueenの他のメンバー、ロジャー役をベン・ハーディ、ブライアン役をグウィリム・リー、ジョン・ディーコン役をジョゼフ・マゼロが演じ、フレディの元妻役を『シング・ストリート』のルーシー・ボイントンが演じます。




○ここから感想(ネタバレなし)

フレディ・マーキュリーの生涯を描くという事で、さあ一体全体どうするんだと。

45年を描く為に、45年の時間を見せる訳にいかない訳で、伝記映画である以上、取捨選択し再構築しながら、人物の本質や決定的な史実は外さない編集が必要になってきます。

本質を浮かび上がらせる為の、史実の誇張や改変は、全くの嘘がない限りはやむ終えない、寧ろ必要と思っています。

一方で、素晴らしい伝記映画というのは、史実をしっかり描きながらも、「演出」という武器で本質を浮かび上がらせてる映画なんでしょう。

じゃあこの映画は、どうなのかと言うと...

フレディ・マーキュリーの本質を描ききれてるかと聞かれると、「描ききれてはいない」と答えます。
本作ではフレディ・マーキュリーという人物を「アイデンティティと愛に悩む人物」に極端に単純化しています。
そういう一面が本質の一つであったのは間違いが、それだけがフレディ・マーキュリーの本質ではないでしょう。

また、史実に全く違う印象を与えてないかと聞かれると「与えている」と答えます。
フレディ・マーキュリーの人物像を活かして物語を劇的にする為に、Queen内の問題の一本化したり、史実の順番を大きく入れ替えています。

つまり「史実を映しながら本質を浮かび上がらせる伝記映画」というよりも「強調したい要素だけを予め抜き取って、その為に物語を積極的にいじってドラマチックにした劇映画」により重みが置かれている。


だからといって、ダメなのかと言われると、全くもってそんな事はありません。
というより...
めちゃくちゃ面白い!!

劇映画として見ると、フレディの人物造形の単純化や史実の改変は、クライマックスに向けた全く無駄のないストレートなストーリーデリングに寄与しています。

そして、そこに重なるのは、散りばめられた圧倒的なQueenの音楽。

やっぱり、「音楽が出来上がっていく過程の映像」は最高最高。

極め付けは、言わずもがなラストのライブエイドのパフォーマンス。

圧倒的なライブクオリティと、史実とは違えどその一点に向けて加速された物語が重なり、もう涙が止まらない訳ですよ。

正直、映画単体で見てると、面白さと人物や物語の改変が一直線上にあって、この映画のこの手法は大成功と思っています。



また、主演ラミ・マレックの、フレディの魂が乗り移った熱演にも圧倒されました。
フレディ・マーキュリーが持っていたパフォーマーとしての魅力が再現できているのは、彼の功績無くして語れません。

他のメンバーも似すぎ...



伝記映画としてうたってる以上、その役割を考えると???だけど,.
そんなものを凌駕して劇映画としてパワーに満ち満ちた驚愕の作品になってます。

おススメです!!





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  1. 2018/12/02(日) 17:38:22|
  2. 2018年公開映画
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