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△65 『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』 自分は、逃げない・・・

I'm not MAD!!!!!!!

トム・ハーディ主演。独演シチュエーションムービー。
『オン・ザ・ハイウェイ その夜、96時間』

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~あらすじ~
建築工事の現場監督を務めるアイヴァン・ロック(トム・ハーディ)。
愛する妻や子供、現場監督としての素晴らしいキャリア、彼は幸せな日常を手に入れていた。しかし一本の電話が彼の運命を変える。その過酷な運命から逃げず、戦うために、病院へと車を走らせる。明日予定されているキャリア最高の仕事を投げ出して・・・
家庭、病院、職場。一つの破綻がもたらす全ての問題を、車を走らせながらの電話で懸命に対応するが・・・・





☆☆☆☆☆☆(65/100)

以下 レビュー(核心のネタバレなし)

~究極のシチュエーションムービー~
この映画、悲痛な面持ちでアイヴァン(トム・ハーディ)が車を発進させる所から始まる。
そして、驚くべきことに、アイヴァンは一度も車から降りず、
アイヴァン一人だけしか登場しないまま、物語が終わる。

そしてその時間86分。ほぼほぼリアルタイムで進行する。

そんな物語を進行させる手段は
電話のみ。

車内でアイヴァンが電話に出て、様々な(主に3パターン)相手や問題に対応するだけで、
スリリングに物語が進行する。


~転落と向き合う~
さて、その問題は、アイヴァンの行った過去の行為や、それに向き合うための選択によりもたらされる。
具体的には、ここでは述べないでおく。
30分くらいで全貌が明らかになるが、詳細は知らないほうが
「一体何が進行しているのか・・・」と楽しめるので。


一つ言えるのは、これは決してスケールの大きな話ではなく、
誰にでも起きうる一つの過ちが、彼のキャリアをピンチにしていく・・・
そして、より重い問題を背負うのを承知で、逃げずに向き合っていく
人生を語っている映画
であるという事。

立ち向かう覚悟を持っていたアイヴァンだが、思ったように問題に対応できなくなっていった時に、
彼の父親が登場し、過去が見え始める。
自分は、問題に立ち向かう!おやじとは違う!
しかし・・・・
もう一度書くが、登場人物はアイヴァンだけである。
劇場で、このじっとりした狂気を味わってほしい。


~これぞ熱演 トム・ハーディ~
この映画、トム・ハーディーの熱演無くしてはあり得い。
トム・ハーディーと言えば大傑作『MADMAX 怒りのデス・ロード』で
主演マックス役を演じるなど、今が旬のイギリス俳優である。

MADMAXでは、正直な所、役柄的に他のキャラクターに喰われてしまっていた感があるが、
今作を見ると、がらっと印象が変わるだろう。
抑え目な中での素晴らしく抑揚のある演技で、
誠実さ、愛、プライド、焦り、狂気。あらゆる内面の変化を表現している。

この作品を見た後で、MADMAXを見ると、マックスの奥底にある狂気と優しさを感じ取れ、
より一段と(元々、素晴らしいが)キャラクターの奥行が見えてくるのではないだろうか。
今後も『チャイルド44』や『ウォーリアー』など、注目作が続くトム・ハーディー
真摯で怠惰な魅力に溢れた人間性も含め(映画秘宝参照)間違いなく、目が離せない俳優の一人だ。


~率直な所・・・~
この映画が面白かったかと言われれば、首をかしげてしまう。
斬新な設定、自分にも突きつけてくるテーマ、トム・ハーディーの熱演など、
興味深い作品であるのは間違いないが、決して楽しかったわけではない・・・・

理由は一つ。
86分という短い時間にも関わらず、退屈だった。
おそらく、シチュエーションムービーとしては、サスペンス要素がこじんまりし過ぎている上、
場面がほとんど変わらない・・・っていうのが原因だろう。

この辺りは、好みの問題だと思うので、
是非、この設定に興味を持てば、劇場に足を運んでください!!




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  1. 2015/06/29(月) 23:24:53|
  2. 2015年公開映画
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