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☆7『ゴジラvsコング』大味に振り切るスタンス良き!

やっと、感想!楽しめたよ!

『ゴジラvsコング』



~あらすじ~
モンスターたちの戦いの後、特務機関モナークが巨大怪獣(タイタン)の故郷(ルーツ)の手掛かりを探る中、深海からゴジラが再び現れる。世界の危機を前にゴジラが暴れまわる原因を見いだせない人類は、キングコングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出し、ゴジラと対決させようとする。


7/10★★★★★☆☆

以下 レビュー(核心のネタバレなし)
『サプライズ』のアダム・ウィンガードを監督に迎え、『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に次ぐ、“モンスター・ヴァース”4作目の作品になります。
アレキサンダー・スカルスガルドやミリー・ボビー・ブラウン、カイル・チャンドラー、小栗旬などが出演しています。

皆が期待しているのが当然「ゴジラ」と「キングコング」の戦い。それを本作の冒頭にて、「そうです!本作はゴジラとキングコングが戦う映画です!それがメインです!期待して良いですよ!」と高らかに宣言する導入からまず最高of最高。

そんなワクワク半端ない導入により煽られた期待に対して、裏切られるのか、それとも応えてくれるのか...
結論からいうと、、決して裏切られる事のない、バリエーション豊かな「ゴジラ」と「キングコング」の戦いを見せてくれています。
戦いの舞台としては、海と陸、両面での戦いを見せてくれるっていうのも最高なんですけど、がっぷり四つな戦いは勿論ですし、彼らの特性の違いを活かして、ハンデを背負った状態での戦いやまさかの武装した戦い、そしてまさかの〇〇展開!?など、そのバリエーションを流動的に変えながらの戦いには大満足でした。

加えて、前作以上に両者表情が豊かで、擬人化が強まっている為、そこが賛否を生んだりしているのですが、個人的にはそこで与えられるキャラクター性は「しっかり特徴を捉えて拡大されてるな」という印象で納得ですし、モンスターに感情移入もし易く、そんなキャラクター性を活かした決着のつき方も凄いすんなり入ってきて良かったです。

正直、突っ込みどころはめちゃくちゃあって、特にモナーク含めた体制側の立ち振舞いは、いつも同様に無茶苦茶ですね。ただ、本作は「別によくね?」という潔さすら感じて、それは良かったですね。

ただ、如何に「ゴジラ」と「キングコング」の戦いの舞台を如何に整えるかは、人間の物語を中心に展開させ整えられていくんだけど、やはりそれが強引なのに回りくどい...長い!いらない!と感じざる得なくて、もう少しなんとかなら無かったのかなと...
比較的『キングコング:髑髏島の巨神』は人間ドラマをモンスターの戦いに有機的に繋げつつ魅力もあったと思うのですが、もう少し魅力的にするか端的にして欲しいですね...

とはいえ、「ゴジラ」と「キングコング」の戦いとキャラクター性の見せ方に関しては、大大大満足で、前作よりは全然好きな作品でした!

  1. 2021/08/02(月) 12:30:50|
  2. 2021年公開映画
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