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劇場公開映画を中心にレビュー 映画の良さと個人的感想を。

50『進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド』この世界は実は...

またまた初めてー?

大人気漫画の実写映画続編。
『進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド』



~あらすじ~
巨人によって壊された外壁を修復する為に、人類が立ち上がった前作。大ピンチの調査兵団を助けたのは、突如巨人化したエレン(三浦春馬)だった。
クバル(國村隼)率いる兵隊に政府軍に拘束され、処刑される寸前に、謎の巨人が乱入しエレンを拉致する。
一方、ミカサとアルミン含む外壁修復作業員の生き残りは絶望的な状況の中でも、巨人に壊された外壁修復を続行しようと試みるも...








☆☆☆☆☆(50/100)

以下 レビュー(核心のネタバレなし)

大人気漫画「進撃の巨人」の実写映画続編。
前作、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」では、讃美両論分かれる世論の中、自分はというと比較的好印象を持っている。
まず何より、ビジュアル表現による現実への説得力は、日本映画では見た事ないレベルで真に迫る物になっている。
人間のルックをした大量の巨人に襲われる事で突きつけてくる、人間の命のちっぽけさや、この世の理不尽さを、恐怖というより笑えちゃうレベルで体験出来たのだから、ただただありがとう!!
もちろん、上げたせばキリがない程の不満はあるのだけれど、どんだけ世間の評価が低かろうと、こんな映画を嫌いなれる訳がない...
今作も前作以上に評価は低い。しかし、そんなの関係ない!!「どう感じるかは人それぞれで、見てみないと分からないのだから。」by 石原さとみ

二部作の後編となった今作は一作目の簡単な復習映像後に、エレンの拷問シーンから始まる。イケメン俳優かどうかに関わらず、ファンが失神しそうなショッキング映像を、しっかりと見せてくれるのは前作に引き続き素晴らしいじゃないか。
全編にわたって、前作に比べてえげつない描写は落ち着いた印象はあるが、ゾンビ型の巨人の身がはじけとぶシーンや人間のはち切れ描写はあいも変わらず、逃げずに描いている。

前作では、生々しい巨人が複数登場し、凶々しい映像を作り込んでいた一種のゾンビ映画であった。それに対して、今作はウルトラマン映画と言って良いかもしれない。
ゾンビ型巨人に打って変わって、今回主演男優を演じるのは、人格を持つ巨人。前作で終盤にエレンが変身した、あの内部が光るかっこいいヤツ!!
「人間が巨大化し、本来の自らの身を削りながらも、人類を救う為に戦う。」うん、ウルトラマン。

戦う相手という意味でも、かなりニュアンスが変わっている。国を守る為、巨人を滅亡する為に組織された調査兵団や外壁修復作業員。勇敢で能力の高い者から死に絶えていく。
その対巨人をダイレクトに描いたのが前作の後半であったが、今作の相手は巨人だけで収束しない。シキシマが告げる「真実」には、現実味が漂い、本当の意味で恐怖を感じる。
そして平和とは、自由とは一体....この映画からは三者三様の答えが投げ出されている。

個人的に今作で最大に上がったポイントは二つ。一つは、エレンが巨人になる理由を映像で体現した所。更に細かく言うと、エレンが二回目に巨人になるまでのシーケンス。
強い力を振りかざして自由を奪いにいくのではなく、何かを守る為に必然的に強さを発揮する。

もう一つは、巨人になる方法。ここは映画オリジナル。「心臓を捧げるっていうのは~」からの流れは心底ぶっ飛んだ。サイコー


褒め切った所で、そろそろ...
一言で書くと、「カッコ良くやる為に100ダサい所を作っちゃった。」そんな印象。
細かく書くとキリがないのだけど、人が一言発するたびに、とにかくダサい...
クバルや、ハンジ、シキシマのようなアニメ的な大仰さなら、リアリティラインが統一できていれば、まだ百歩譲って許せるかもしれない。
しかし、エレンのそれはぎゃぁぎゃぁ、わーわー喚いてるだけで、ただただ邪魔....主人公がこんなんだから、作品に入っていける筈がない。

他にも何でそんな事ワザワザやっちゃうの...って事が多々。
サシャとミカサのそのシーンいる?とか、何故視界に入ってないの?とか、その間敵はどこに?待ってくれてるの?とか、そいつにとって死ぬ程覚悟を背負う場面か?とか。
それにフラッシュバックとか...折角膝蹴りで上がるシーンも、ワザワザ説明しちゃうから台無し。

終始こんな感じで、鑑賞中はとにかく「うわぁ」って感じるシーンが多い。確かに、上がるシーンもあるし、内容的に唸らされる展開もあるんだけど、前作では散りばめられていた見せ場が、今作では一点になったせいもあり、余計「うわぁ」と感じてしまう。
前作の方がエンドオブワールド感があったのは間違いない。
正直、一作にまとめて見せ場を詰め込んでシーンシーンをスリムにしたら、結構良い映画になるように思う。


しかしながら、日本映画でここまで責めてる映画は中々存在しないのは、誰の目にも明らか。
見て損は決してない。是非劇場へ!




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  1. 2015/09/30(水) 21:39:41|
  2. 2015年公開映画
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