4年ぶりとなるシリーズ2作目。
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

~あらすじ~
アメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったものの、今では街から街へとあてもなくさまよう生活を送っているジャック・リーチャー(トム・クルーズ)。ある店でトラブルに見舞われた上に保安官に連行されそうになった彼は、自分をめぐる何かしらの陰謀が動きだしているのを察知する。やがて彼は、元同僚であったターナー少佐(コビー・スマルダーズ)を訪ねるが、彼女がスパイ容疑を掛けられて逮捕されたことを知る。ターナーを救い出して共に事態の真相を追ううちに、軍内部に不穏な動きのあることをつかむが……。
(シネマトゥデイ引用)
☆☆☆☆☆☆(65/100)
以下 レビュー(核心のネタバレなし)
ちょっと一作品に対する感想が、書きたいことが溢れ出て冗長気味になってきているので、ここらでもう少し簡潔に。。。
前作『アウトロー』から約4年ぶりとなるシリーズ2作目。
もちろん主演は平成の映画スター トムクルーズで、プロデュースやらなんやらも勿論トムちゃん自らやってしまっています。
また、監督は前作のクリストファー・マッカリーから、『ラストサムライ』等のエドワード・ズウィックに変わっています。
前作は、ハードボイルドで頭がキレすぎるトムちゃんの必殺仕事人映画で、どこか古くさいけどカッコ良いそんな大好きな作品でした。
周囲とのギャップによるオフビートな笑いも最高でした。
この映画の出来をトムちゃんがお気に召し、その後クリストファーマッカリーは『ミッション・インポッシブル』シリーズの監督に抜擢。
(そして見事期待に応えました!)
そしてこちらの続編の監督となったのが、エドワード・ズウィック。
その影響でアクション撮り方や作品のルックまで全く別の映画に...今風のアクション映画になっています。
あの『アウトロー』のシリーズではもうありません。
物語のベースとなるのは、疑似家族による逃避行。
古巣である軍にいるターナー少佐を口説きにいったリーチャーですが、直前にターナーがスパイ容疑で拘束されてしまいます。
真相を追ううち、ターナーが狙われている事、そしてリーチャー自身に娘??が存在し、その少女も狙われ始めた事から、二人を連れ出して暗殺者から逃げなからも真相を追い始めます。
今回の最大の魅力は、しどろもどろなトムクルーズ!!
これに尽きます。
鼻で笑われがちなスターである自らの見られ方、そして活かし方を、本当によくわかってらっしゃる。
強い女性二人に完全に忘れ翻弄される、出来過ぎる男リーチャー。
この構図はやはり楽しかったです。
また、暗殺者を演じるパトリックヒューシンガーの存在感も見事です。
彼とトムちゃんの肉弾戦。
銃なんかほとんど使いません。
殴打と関節技。
気を失いそうになりながら戦うトムちゃんが最高でした。
一方で、前作最大の魅力であったジャックリーチャーの圧倒的知性と力、及びそれによる周囲とのギャップが作るオフビートな笑いは、殆どなくなっています。
冒頭こそ前作のノリで最高だったのですが、ほとんどその一発限り。
翻弄される楽しさを、押し出しているので当然と言えば当然なのですが...
私も含め、それが見たかったのに!!とがっかりしている人は多いでしょう。
トムちゃんの翻弄されっぷり以外、普通の...というか旨味の少ないアクション映画になってしまっているのが残念でした。
シリーズはまだまだ続くみたいですし、今後に期待!!
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